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ピルに興味があるけれど、なんとなく不安、副作用も気になる、
そんな方は、ぜひ千葉レディースクリニックのピル外来にお越しください。
ピルの効果と副作用について丁寧にご説明し、
しっかりと診察させていただいて、患者さまそれぞれに適したピルを処方いたします。
ピルを服用するメリットについて
女性はいくつかある避妊方法の中から、「どれが簡単で、確実で、副作用がなく、そして女性の意思だけで実施が可能か」などを総合的に判断し、選択しなければなりません。またピルには避妊の目的以外にも、女性ならではの様々なお悩みを解消できる効果があります。
ピルの主な効果
- ほぼ100%の避妊
- ニキビの改善
- 月経の周期の移動
- 月経困難症(月経痛)の軽減
- 月経不順や月経過多の改善
- 子宮内膜症の治療
- 月経前症候群(PMS)の緩和
- 卵巣がんの発症率の低下
- 子宮体がんの発症率の低下
ライフスタイルにピルを上手に取り入れ、女性ならではの煩わしさから解放された、快適な生活を送ってみませんか?
ピルの種類と費用
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低用量ピル
生理痛・月経前症候群・ニキビ・子宮内膜症と生理不順などの改善と、避妊を目的に服用するピルです。
- 自費 2,200円〜(学割 1,980円〜)
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緊急避妊(アフターピル)
望まない妊娠を避けるため、性交渉後72時間以内に服用するピルです。
- ノルレボ自費 13,200円(学割 11,000円)
- レボノルゲストレル(ノルレボのジェネリック)自費 11,000円(学割 8,800円)
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生理周期移動
生理の周期を、次回の生理日より早めたり遅らせたりして、大事な時に生理日が重ならないようにすることができます。(運動会・修学旅行・試験など)
- 自費 3,300円(学割 2,530円)
ピルの副作用について
よくある副作用としては、生理以外の出血やむくみ、吐き気などのマイナートラブルがあります。いずれも短期間の症状で、内服している間に落ち着いてきます。
注意すべき副作用としては、血栓症があります。
ピルには血液の固まりやすくする作用があることがわかっており、血栓が出現して血管が詰まってしまったりする頻度が高くなるという報告があります。ただし、確率としては1万人に8人程度です。
血栓症をおこしやすい原因として、血栓体質・肥満・タバコ・手術・年齢・長期安静・脱水・高血圧・糖尿病などが挙げられます。血栓症にかかってしまった方は、大抵これらのリスクが複数重なっている場合が多いのです。
万全を期すため、内服後は定期的な血液検査が必要となります。
緊急避妊(アフターピル)
何らかの理由で避妊が失敗してしまった場合、望まない妊娠を避けるための緊急手段として緊急避妊ピルの処方をいたします。
性交渉後72時間(3日)以内であれば、排卵を抑制して受精をさまたげ、また受精卵が着床しないようにして妊娠を回避することができます。ただし、残念ながら避妊率は100%ではありません。
着床してしまった場合には効果がないため、72時間以上経過してしまったらほとんど効果がないこと、緊急避妊ピル服用後のセックスについても避妊効果がないことにもご注意ください。
緊急避妊ピルにはヤッペ法とLNG法:ノルレボ、レボノルゲストレル(ノルレボのジェネリック)投与法があります。
最近まで一般的に処方されていたのは1970年代に発表されたヤッペ法ですが、2011年に承認されたLNG(ノルレボ)投与法の方がはるかに避妊効果が高く、妊娠率も低い事が証明されました。
現在本邦ではLNG(ノルレボ)投与法とLNG(レボノルゲストレル)投与法の方が標準的な方法として推奨されており、当院でも副作用の多いヤッペ法よりもLNG投与法を推奨しております。
なおアフターピル処方の際は、問診のみで特に診察は行いません。
ノルレボ投与法 | 自費 13,200円 (学割 11,000円) |
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レボノルゲストレル(ノルレボのジェネリック)投与法 | 自費 11,000円 (学割 8,800円) |
ピル以外の避妊方法(IUS)について
従来の避妊リング(IUD)とは、子宮内避妊用具(Intra Uterine Device)で、プラスチック製のIUDに細い銅線を巻き付けたものです。銅は精子通過阻止作用を持っており、銅を使用していないIUDと比べて妊娠率が減少します。
新型子宮内避妊リングは、IUSという子宮内避妊用具(Intrauterine Contraceptive System)でミレーナという名称の、黄体ホルモンが付加された子宮内避妊リングです。これまでのどの避妊具よりも確実な避妊ができるばかりでなく、ピルを毎日のんだ場合と同じように、月経と月経痛が劇的に少なくなります。
通常のIUDの避妊成功率は、パール指数0.55(100人中0.55人が妊娠する可能性があります)ですが、このIUSは、パール指数0.14です。ピルの飲み忘れの心配なども無く、IUDと低用量ピルの良いところを併せ持っています。5年に1回の交換で効果が維持でき、取り外せば妊娠可能な状態に戻ります。
IUS ミレーナは次の方に有効です。
- これ以上妊娠を希望しない女性
- 次の出産まで期間をあけたい女性
- 長期にわたり避妊を望む女性
- OCを服用したいが、血圧が高くて難しい
- OCを服用したいが、BMIが高くて難しい
- OCを服用したいが、タバコを止められない
- 月経量が多くて(2時間程度で交換するなど)お困りの女性
- ※避妊目的での使用は自費診療となります。
IUS | 自費 77,000円 |
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保険 約13,000円 |