- HOME
- 無痛妊娠中絶手術について
妊娠中絶手術について
妊娠が判明したものの、母体の望まない妊娠や経済的な理由などで、どうしても妊娠を継続できない場合があります。当院では母体保護法に基づき妊娠12週未満の初期に限り、母体保護法指定医が人工妊娠中絶手術を行います。
母体保護法とは国の法律によって、「都道府県の区域を単位として設立された社団法人たる医師会の指定する医師は、第14条に該当する者に対して、本人及び配偶者の同意を得て人工妊娠中絶を行うことができる」と定められたものです。
当院の院長は母体保護法指定医師として認定されており、できるだけ身体的・精神的に負担なく、安心して中絶手術を受けていただけるように心がけております。
不安でいっぱいの方もいらっしゃるかと思いますが、まずはご相談ください。
当院の中絶手術の特徴
- 手術前日の来院や数時間前の前処置がありません(当日指定の時間にご来院ください)
- 痛みをほとんど感じない最新の無痛麻酔
- 手術してから約3時間でお帰りいただくことができます
中絶手術の方法
前処置
妊娠中は子宮の出口(子宮口)が固く閉じられています。
通常は手術をやりやすくするために、この子宮口を広げるための前処置が必要になります。
この前処置とは、手術の前日や数時間前に海藻などでできた細い棒を子宮口に挿入することです。この棒が体内の水分を吸収し、ゆっくりと子宮口を広げてくれます。
この処置が人によっては痛みを伴います。
当院では基本的に吸引法による手術のため、子宮口をあまり広げる必要はありませんのでこの処置は行いません。
麻酔法
当院の人工妊娠中絶手術は、点滴から麻酔薬を入れる静脈麻酔という方法で行います。
眠たくなるお薬を使って手術を行いますので、薬の影響で手術後も少しぼーっとしてしまいます。このため手術時間は短いのですが、3時間ほど当医院にしばらく滞在して休む必要があります。
手術法
- 真空吸引法
- 筒状の金属棒を子宮内に入れ、電動で子宮内の胎児や胎盤を吸引する方法です。手術時間が短いため、母体への負担を最小限にすることができます。WHOでは現在この方法が推奨されており、当院ではこちらの方法をメインで採用し、患者さまの安全を第一に考えております。
- 掻爬法
- 日本で古くから行われてきた方法で、器具で子宮内の内容物を掻き出します。医師の高い技術が求められ、子宮や腸を傷つけてしまう場合もあります。
当院は、基本的に真空吸引法を採用しておりますが、吸引法での手術が難しい場合などは、高い技術を持った医師が臨機応変に対応させていただきますので、ご安心ください。
中絶手術を行える時期について
生理がこない、薬局の妊娠検査薬が陽性になった場合などは、中絶するか出産するか迷っていても早めに病院に行きましょう。思った以上に妊娠がすすんでいることもあります。
中絶手術は妊娠週数によって、体への負担や金額が変わってきます。簡単にはご決断できないとは思いますが、手術予約の混み具合もございますので、遅くても9週までには出産するか手術するかを決める必要があります。当院では12週を超えてからの手術は受けられません。
中絶手術は本当に無痛なのですか?
当院では中絶手術の際に点滴による静脈麻酔を行っておりますので、ほとんど痛みを感じないまま手術が終了します。患者さまの中には、麻酔が効きにくい方もいらっしゃいますが、状況に合わせて麻酔の量を調整しますので、痛みが続くことはほとんどありません。
人工中絶手術に関する「痛み」が気になる方は、初診時に分かりやすくきちんとお話させて頂きますので、まずはお気軽にご相談ください。
無痛妊娠中絶手術の費用
人工妊娠中絶手術の料金は病院によって違います。
全体にかかる金額は、手術費用以外にも術前の超音波検査や採血検査などの料金が必要となります。
通常、以下の金額がかかります。
手術前検査費用(消費税込み) | 16,500円 | |
---|---|---|
手術の前処置の費用 | 当院では行わないので不要です | |
妊娠8週まで | 88,000円 | |
妊娠9週まで | 99,000円 | |
妊娠10〜11週まで | 143,000円 |
※妊娠の診察を他の病院で受けた場合でも、手術する病院ではあらためて診察する必要がございます。その為、再度妊娠確認の為の診察費用が発生致します事ご了承ください。
※妊娠かもしれないと思った場合、人工妊娠中絶手術を希望の方は、妊婦(中絶希望)からご予約ください。